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【名前】なし(巷では「グリモワール」「風來の辞書」「流れの叡智」など呼ばれている) 【性別】男 【年齢】26 【種族】獣人(犬系雑種) 【出身】農家の次男坊→帝国科学者→風来坊 【所属・役職】旅人(中立だが帝国に与する気はない) 【性格等設定】 隻眼の犬耳系獣人。小柄で色白。たいていニコニコと笑っているが、切れると表情が一変する。よく学徒に間違えられるが、立派に成人している。魔本に触れた影響で外見年齢の変化がとても小さくなっているだけである。 流れに任せて生きている風来坊でモットーは「なるようになる」。温厚でお人よしで困っている人を見ると首を突っ込まずには居られない。 一定の界隈では有名人であり、世界の秘密についても知っているのでは?と噂されている。所持している魔本には今までの持ち主の知識が詰まっており、そこにさらに自分の知識を加えるべく渡り歩いている。金銭含む様々な管理が超弩級にヘタクソでよく行き倒れている。 【来歴】 田舎の小さな農村生まれだが、桁外れて記憶力が高かったため物覚えがよく、神童として取り立てられた。他の人間たちからは奇異の目を向けられたが、それでもよく働いていた 帝国在籍中、ある古代遺跡から発掘された「魔本」に触れ、その持ち主となる。魔本の知識を得ることでさらに常人離れした知識量を得るが、魔本に「現実」を突きつけられ愕然とする。 自らの仕事に苦悩していた時に、解放軍の大規模テロが発生。意を決した彼は魔本を抱えて帝国から逃げ出した。 そのため、彼の知識量と、魔本という存在を捉えるべく動いている帝国の目から逃れながら各地を渡り、せめてもの罪滅ぼしと自分が奴隷に科した枷を外して回っている。 片目については旅の途中の戦闘で負傷し、使い物にならなくなったものを魔本へ捧げた。 【魔本】 代々持っていた人達の知識が蓄えられた、生きている本。しゃべることはないが持ち主の潜在意識に語りかけて知恵を要求する。また、持ち主は死後魔本へ取り込まれることが研究で明らかになっている。 現在は目を持っているためある程度は自分で知識を得ているらしい。 【戦闘】 可能な限り戦闘は避けようとし、逃げるか話し合いで解決しようとするタイプ。どうしてもやむを得ない場合は無力化が基本。相手が帝国の場合はお構いなしに魔本へ刻まれたあらゆる魔法を詠唱して斬滅しようとする。好きな魔法は火属性(ファイアボール、フレイムブラスト、バーンアウト、メテオブレイズといったもの)と、魔本からの召喚呪文(剣や杖など)。 【恋愛傾向】 たとえこの世が滅びようと恋心には気づかないという超弩級鈍感。そのくせ相手をもてあそぶのは好き
【名前】本名はヴラディスラウス・ドラクリヤ(本人は知らない)。略してヴラド。 【性別】男 【年齢】20代前半 【種族】人間 【所属・役職】海賊 【性格等設定】 ほぼ白に近い銀色の髪をもち、その半分は刈り上げてある。腰には古いが手入れの行き届いたククリナイフを二本提げている。全身に彫られた刺青と黒い首輪が特徴的。 帝国に滅ぼされた辺境の国の遺児で、独自の文化を築き上げていた故郷は、黒魔術や死霊術、食人など一般的に忌み嫌われる事を是とする神を信仰していた。本人はそれを知る由もない。 物心ついた時にはすでに故郷は帝国に焼き払われ、彼は出自不明の安い売り物だった。闘技場の余興で子供が殺されるだけの見世物同然の試合に駆り出されてしまうが、命からがら勝利し、才能を見込んだ奴隷商のもとで剣闘士として死線を潜り抜けてゆく。 名をあげ始めた18歳の頃、突然現れた眼帯をした青年に大金で強引に買い上げられ、その日のうちに魔術で縛り上げられたすえ全身に謎の黒い刺青を彫られてしまう。そして数日後の傷の癒えはじめた朝、その青年はいくばくかの路銀を残し彼の前から姿をくらましてしまう。 それ以後は鉄砲玉や殺し屋を転々としながら食いつなぐ日々が続くが、盗みに入ったとある海賊船の船長に見つかってしまう。しかしそこでなぜか海賊の一味として勧誘され、さらにその船長が自分に刺青を彫った青年まで知っているという言葉を聞き、勧誘を受け入れる。最初こそ残忍な盗賊が来たと船員たちは嫌悪の視線を送っていたが、彼の持つ卓越した戦闘能力と気取らない、威張らない飄々とした態度に知らず知らず船員たちの人望が集まり、結果的に船長の右腕として信頼され始めている。好奇心も強く、最近は船長に普通の人間の暮らしや作法を教わりはじめている。 気分屋で、たまに口を開けばボヤくか茶化す彼だがその生い立ちは凄絶である。少年時代は同じような境遇の奴隷仲間達との友情や息もつかせぬ戦いの日々が彼を壊さずにいたが、やはりどこか感情が欠落している部分があり、善悪に頓着がなく無辜の他人の命を奪うことにもためらいがない。
【名前】シェルム・ブルローネ 【性別】女 【年齢】エルフとしては若い 【種族】エルフ 【所属・役職】王城で生活しており、主に教育係による学業が本業といったところ 【性格等設定】普段は大人しく人見知りもするが少しこわがり。 良く言えば素直・真面目であるが、冗談を間に受けたり、頑固な一面も。 心中で怯えや焦り、怒りを感じていても表情にあまり出さない。 【趣味・嗜好】地味にいらんことをするのが好き。悪戯好き 自然を好み、城の敷地や島のあちこちを散策することが多く、そのために意外に体力はあるほう。 一方で、観劇・絵画・音楽などの文化に興味がある。 彫金に傾倒していた流れで、片手剣ぐらいなら自作することがある。 何かを作ることに興味を持つ傾向があり、幸い城内で習うことができたスキルは一通り身に着けている。 【その他】魔術の授業ではテレキネシスの練習中(こぶし大の物を吹き飛ばせるぐらいのレベル) 【ステータス】 ★HP:300 ★MP:200 (★の2種合計が500までにおさまるようにすること)
しん…とした闇夜。全てが黒で染まる。 今宵は新月…カーエデール卿が唯一、普段とは異なる姿になれる日。 小さき獣となってこの世界を飛び回る、それもまた一興ではあるがやはり、たまには人の姿に興じるのもよい。やはり博士は吾輩の心をよくわかっている。 寝床から起き上がり、被験者用ベッドにおいてある白衣を羽織る。と、足元に大きな塊がみえた。 「んん…」 もぞりと動くそれは、どうやら人のようだった。 ここに人間がくることは実に珍しい。いや、皆無だ。自力でこの場に入ることは不可能なのだ。 「さては…連れて来たのか」 ぽつりと呟きながら、顎をしゃくり、ハア、と溜息を洩らす。元は自分とはいえ、あの子はあまり深く物事を考えていないように思える。とはいえ、以前は小動物の死体を運んでくることもあったが、それに比べればまだ研究のしがいもありそうだ。 (せめて手術台で眠ってくれればいいのだが…) 明りをともすと、足元で青年が丸まって眠りについている。みたところ、今は健康状態も良さそうだ。だが、ここに連れて来たということは何らかの問題があるのだろう。 持っているろうそくの明かりを顔のあたりにやると、ズキリと頭が痛んだ。 「この子は…」 吾輩が小さき獣の姿で外にいると、詳細には伝わらないが吾輩にとって重要になることだけは中にいる人格にも伝わる。彼の顔は何度も伝達されてきた。 ―――ヴラド。 それだけしか知らない。だが、それで十分だった。 獣が連れてきた唯一の生きた人間。よほど大切に想っているのだろう。 静かに寝息を立てる彼のマントをゆっくりとめくる。どうやら、片腕が無くなっているようだ。どのように止血したのか初見では解りかねるが最近のモノでもないらしい。 他にも切り傷は頬や肌の出ている箇所に数点見受けられるが、それほど問題もなさそうだった。 「腕か…」 布できつく縛られた箇所をナイフで切る。その瞬間、バッと翻され、開いている片方の手で掴みかかられた。そのまま床に押し付け、乗りかかる。一瞬の出来事だった。 「…誰だ、てめぇ…」 力強く握られ、ナイフを落としてしまう。カランと響く音を聞きながら、さらに床に背中を押しつけられる。 「少し力をゆるめてもらえないか。吾輩はただ、触診をしていただけだ」 「ショクシン…?てめぇ、あのハエの仲間か?」 鋭い眼光で睨みつけ、いまにも喰いかかってきそうな勢いに吾輩は少しだけ眉間に皺を寄せた。 「蠅とはまた…。わざわざ君を連れてきたあの子も悲しむのではないかね?」 「別に、大した問題でもねえよ。…ナイフなんざ出して、何のつもりだ」 「腕。布を取ろうとしたが、硬すぎてね」 少しばかり力が緩み、のしかかる重みが軽くなった。 「ああ。…治せんのか?」 覗きこむようにこちらを見る目は、先ほどの勢いはなくなっていた。獣は多分、この目に惹かれたのだろう。片方の目はウェーブがかった前髪で伺うことは出来なかった。 「さて、さすがにそのままではわからない。…済まないが一旦降りてくれないか?君がこのままのほうが良ければ無理はいわない」 「!…わぁったよ。」 飛び起きるように吾輩の上から起き上がり、「こちらへ」と促すと意外にも素直に手術台へ座った。 右腕に乱暴にまかれた布をナイフで切り、ゆっくりと解く。最近ではないとはいえ、まだ痛みは強くあるようで傷口に布が触れると顔をゆがませるのが見えた。 「まだ、痛むのだね…仕方あるまい。どうやらこれは…あの子が一時的に切り口を?」 「…おう、印でなんとかしてるっつー話は聞いた。で、…なんとかなんのか?」 痛みに耐えながら発する声は、あまりにも辛そうで。早く処置をせねばと思いながらも切り口がまだ断面の見える状態に心臓が脈打った。 (これは…いい実験台になりそうだ…博士に見せてあげたい) 吾輩の心の奥で浮かぶ言葉を抑え、傷口に触れる。 「あぐっ…ッツ…!!!!!」 「少し痛むかもしれないが…、一度縫合の為に印を切る」 その言葉にびくりとしたヴラドは一瞬制止しようとしたが、思いとどまったようだった。 「わかった」 「いい子だ。腕はまだこの場にはない。だが、このまま放置するわけにもいかないだろう。吾輩としては…今のうちに全て済ましてしまいたいところだが…、一時的に縫合しておこうと思う。印だけではどうしても腐食まではおさえられないからな」 苦痛にゆがみながら、頷く彼の表情に脳内が沸きあがるように興奮していた。 (いけないよ、カーエデール卿。彼の回復を祈っているのだろう。今はまだその時ではない) 言い聞かせるように頭の中で呟く。冷静を取り戻し、目の前の“患者”に目を落とした。 『新月の間に出来ることは限られる。処置は完了したが彼の腕を取り戻すのは、まだ不可能だ。』 吾輩は、それだけ紙片に書き残し、傍らで眠るヴラドの顔を見つめた。 このまま普通の義手をはめるにはもったいない。なるほど、あの子が目を付けたのもよくわかる。 目を細め、満足げに科学班に連絡事項をしたため、カーエデール卿はゆっくりと彼の額を撫でた。 「また次の新月で会おう。その日まで…」 ボソリと呟き、ヴラドの額に唇を落とした。